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REPORT

TOKYOFABBERSの活動

FABBERS’ ACTION PROJECT 中間報告会レポート

2015年9月30日(水)にFABBERS’ ACTION PROJECTの中間報告会を開催しました。

TOKYO FABBERSに参加するFABスペース6拠点が2拠点ずつ3チームに分かれ、それぞれ勢いのある作り手の方をお迎えして、プロジェクトを実施中です。 今年はものづくりでの課題解決をテーマに掲げているため、かなり白熱した議論が各チームで展開されている様子。中間報告会では、各チームからプロジェクトの進捗が発表されました。 TF中間全体DSC01761 (会場の様子)

まず一組目にプレゼンしたのはチーム③FabLab Shibuya×HappyPrintersで、テーマは「FABの力でオープンソースシェルターをつくる」

通称シェルターチームですが、まず徹底的にシェルターってなんなのかについて話し合ったそうで、例えばしめ縄も一種の神様のシェルターとして機能してるんじゃないか、なんて話題も飛び出したそうです。ジャンルとしては防災・レジャー・服飾などをまずは想定し、その後は素材についても段ボール・傘・布団・ タイベック・バルカナイズドファイバーなどから何を使うかも話あったそうです。そして肝心要の 構造もドーム・吊り下げ型・折り構造など様々な手法をリサーチしてみたとのこと。

色々考えた結果、こちらは2つの方向性を目指すことにしたそう。 「楽しく作れる」「入ってみたくなる」シェルターを作成することに。

そして、それを実体化する際にどういう構造にするかについても、2つの方向性が見えてたそうです。一つ目はあやとりを発想源に「素材の張力を活かした「巣」のようなシェルター」。

TF中間シェルターnest

TF中間シェルターnest2

(巣のようなシェルター)

二つ目は折り紙をベースに「街に溶け込むシェルター」

TF中間シェルター折り紙1

TF中間シェルター折り紙2

(折り紙シェルター)

この2つの方向性から、さらに構造を考えていくことに決めたそうです。 まだまだどちらがどのように展開するかは未知数ですが、あくまでも楽しいものにすることを重視しながら、作りこんでいくとのことなので、今後の展開が楽しみです。

 

続いてプレゼンしたのはチーム②coromoza x IID 世田谷ものづくり学校で、テーマは「FABで実現する、公共施設のバリアフリー」通称バリアフリーチームです。

こちらは一番打ち合わせの回数を重ねていて、毎回激論になるとのこと。バリアフリーという概念とFABで何を実現したいかにについてとことん議論を交わした結果、「Parkization」(公園化する)というキーワードが生まれました。これは公共空間を公園化していくことを目指したもの。環境の異物感を取り除き、人々とつなげていくために、 プロダクトとモジュールなどを作っていくそうです。

彼らが用いる概念を改めて説明すると、特定の行動や用途に応じたものが「プロダクト」で、「モジュール」は環境に合わせて変化するものです。そして公共空間自体で試作品を試し、空間自体をバリアを浮かびあがらせる調査デバイスとして捉えることにしたそうです。それをさらに「サイン」と一体化させた、バリアフリー環境をFABで実現したいとのこと。

TF中間バリアフリーモジュール

バリアフリーモジュール2

(モジュール案)

TF中間バリアフリープロダクト

 

(プロダクト案)

TF中間バリアフリーサイン

(サイン案)

まずはプロダクトを作ることになるそうですが、バリアとはそもそも何なのかを解剖し咀嚼するモノにはなりそうです。 かなり実験的なものになりそうですが、どう完成させるかが楽しみです。

 

最後にプレゼンしたのはチーム①FabCafe x Makers’Baseでテーマは「FABでモノを作るための道具をつくる」通称jig(治具)チーム。

治具とはものを作るための道具のことですが、その可能性についてプレゼンがしました。 まずは、宣戦布告として、「ただFABマシンを使ってレーザーカッターで切ったり3Dプリントなんかして、一次加工しただけのものではもう物足りないんだ!」という宣言がありました。彼らが目指すのはデジタルファブリケーションをツールととらえ、発展させること。そして、誰でも使える治具を作ること。ものづくりの経験値が違っても、同じ品質ものを作ることができれば、一気にものづくりに挑むためのハードルが下がりますよね。

TF中間jig経験値このチームではそれを実現するために、大きくわけて4つのタイプの治具をプロトタイプしていました。ものづくりには「切る」「固定する」「曲げる」「削る」という作業があります。チームメンバーがいずれかの作業を簡単にする治具を考え、個別のアイデアのプロトタイプが提示されました。

TF中間jig加工

 

DSC01745

(組み治具)

DSC01746

(組み治具 3Dプリント)

DSC01917 (1)

(曲げ治具)

DSC01945

(穴あけ治具)

プロトタイプがかなり作りこまれていたため、最終的にかなりマニアックなアイデアをどう伝えてるかがポイントになるだろうというところまで議論は展開しました。確かに、使いやすい治具はものづくりに精通した人にはダイレクトに響きますが、そうではない人にはすぐにはピンとこない可能性もあります。そこをクリアし、デジタルファブリケーションの可能性を拡張していければきっと面白い試みになるはず。また「加工技術から、治具やアイデアを調べられる辞書やwikiのような仕組みをつくれば、使いやすいのでは?」などのアイデアも飛び出しました。今後のプロジェクトの見せ方にかかっていますが、意欲的な企画で期待大です。

各チームのプレゼンの後には意見交換会を設けましたが、ここでも活発なディスカッションが展開されました。 治具チームの固定するための3Dスキャン接続治具には、盆栽治具を作ったらどうか、とバリアフリーチームのメンバーからのアドバイスが飛び出したりも。 チームの垣根を超えてコラボの可能性が広がっていました。 もしかすると最終報告会ではチーム毎の発表ではなく、もっとダイナミックな発表が見られるかもしれません。 さあ、これからが本番です。 各チームの企画がどうブラッシュアップされていくのか、とても楽しみです。

(文:熊谷(TOKYO FABBERS事務局)、写真:皆川(TOKYO FABBERS事務局))

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